日本人でもできる!2014と2258を使った“DOSH戦略”の始め方

あなたは、こんな戦略を探していませんか?
- 米国株の力強い成長を享受しつつ
- 安定した分配金と高利回りのキャッシュフローも得たい
そこで私が提案するのが──
DOSH戦略(ドッシュ戦略)です。
これは、「米国の連続増配株ETF(DGRO)とハイイールド債ETF(USHY)を組み合わせる」という非常にシンプルな戦略です。
株式で増配を、債券で利回りを取りにいくことで、成長とインカムのバランスを図るものです。
…しかし、ここでひとつ問題があります。
✅ DGROもUSHYも、楽天やSBIでは買えない!(※2025年7月現在)
実は、DGROとUSHYは2025年7月現在、国内の主要ネット証券(SBI証券・楽天証券など)では取り扱われていません。
「えっ、じゃあ何で紹介したの?」
「アメリカ在住の人向けの話かよ!」
──そう思われたかもしれません。
ですが、ご安心ください。
✅ 私の提案するDOSH戦略は、“2014と2258”を使った 日本人向け仕様 です
米国ETFに直接投資できなくても、実質的に中身が同じETFが、日本の東証に上場しているんです。
目的 | 東証ETF | 銘柄コード | 実質連動先 |
---|---|---|---|
増配株 | iシェアーズ 米国連続増配株 ETF | 2014 | DGRO(増配ETF) |
ハイイールド債券 | iシェアーズ 米ドル建てハイイールド社債 ETF | 2258 | USHY(高利回り社債ETF) |
つまり、DOSH戦略の本質を、東証ETFだけで完結できるのです。
私が紹介しているDOSH戦略とは、この国内ETFの2本(2014と2258)を組み合わせて完成する“日本人仕様”の戦略。
これは、単なる代替案ではなく、最初からこの形こそが私の定義するDOSH戦略なのです。
では、この2014と2258を使ったDOSH戦略には、どんな魅力があるのでしょうか?
以下に、その3つのポイントを紹介します。
✅ ポイント①:米国株の力強い成長と連続増配の恩恵が得られる(2014)
ETF「2014(iシェアーズ 米国連続増配株 ETF)」は、米国企業の中でも**「10年以上連続して増配している」優良企業**に投資しています。
その実質的な連動先は、本来のDOSH戦略で使用する「DGRO」。つまり、**増配の実績がある“安心して配当が受け取れる企業”**の集合体です。
加えて、連続増配株は、
- 株主還元に積極的な企業が多い
- 業績の安定性が高く、不況にも強い傾向がある
- 長期的に右肩上がりの株価を狙いやすい
といった特徴があります。
つまり、キャピタル(株価成長)とインカム(配当)の両方を狙えるのが2014の強みです。
✅ ポイント②:高利回りのキャッシュフローが得られる(2258)
一方の「2258(iシェアーズ 米ドル建てハイイールド社債 ETF)」は、米国の信用格付けがやや低めな企業の社債(ジャンク債)をまとめたETF。
連動先は「USHY」で、4〜7%程度の高い利回りを狙えるのが魅力です。
「ハイイールド=リスクが高い」と思われがちですが、ETFにすることで、
- 数百社に分散されており、個別の倒産リスクは低減
- 毎月分配型で、安定したキャッシュフローを得られる
- 株式と違って債券なので、価格変動が小さめ
と、リスクをある程度抑えながら、利回りの恩恵を享受できる仕組みになっています。
✅ ポイント③:東証ETFなので税制メリットが大きい!
DOSH戦略の強みは、資産を“配当”と“利息”の2軸で増やせること。
それを最大化するには、「税制面の効率性」も見逃せません。
米国ETFを直接買うと、配当や分配金に対して
・米国で10%(源泉課税)
・日本で20.315%
の二重課税がかかります。
これを取り戻すには確定申告が必要で面倒…。
しかし、2014・2258は「二重課税調整制度」に対応済み。
そのため、
- 米国分の税は自動で調整済みで、確定申告をわざわざして取り返す必要がない
つまり、税務的なわずらわしさゼロで、米国ETFの果実を享受できるということです。
✅ つまり、日本人にこそ最適化された投資戦略──それがDOSH戦略です
DOSH戦略は、ただ米国ETFを組み合わせる戦略ではありません。
- 米国市場の成長力
- 安定的な配当・利息収入
- 国内ETFの使いやすさと税制優遇
これらを**すべて両立できる“ちょうどいいバランス”**を実現する、日本人投資家のためのインカム成長戦略なのです。
✅ 注意点:流動性と信託報酬
- 流動性が本家より低めです。
- 信託報酬は本家ETFよりやや高め(2014は年率0.12%、2258は0.2%程度)
ですが、これらは**「為替手数料が不要」「税制で有利」「日本円で完結」**といったメリットで十分カバーできると私は考えています。
✅ 次回予告:資産配分と積立モデルの具体例を紹介します!
次回の記事では、さらに一歩踏み込んで、
より実践的な運用例を分かりやすく紹介していきます。
ETF投資はシンプルで、誰でも始められるものです。
本記事が「一歩踏み出すきっかけ」になれば幸いです。
免責事項
当ブログに掲載している情報は、管理人の個人的な見解や経験に基づくものであり、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨するものではありません。
投資に関する最終的な判断は、必ずご自身の責任で行ってください。
掲載内容については十分注意を払っていますが、正確性や完全性を保証するものではなく、掲載情報によって生じたいかなる損害についても責任を負いかねますのでご了承ください。