3ヶ月に2回の分配金!?DOSH戦略ならモチベ維持もバッチリ!

「配当金が入ると、投資を続けるモチベーションが上がる」
これは、多くの方が共感できる感覚ではないでしょうか。
今回は、**米国高配当社債ETF『2258(iシェアーズ米ドル建てハイイールド社債ETF)』**と、**米国増配株ETF『2014(iシェアーズ米国株式配当連続増配 ETF)』を組み合わせた「DOSH戦略」**における、分配金の頻度という意外なメリットについてご紹介します。
■ 3ヶ月に2回、ちょっとしたご褒美
DOSH戦略の最大の特長の一つが、3ヶ月のうち2回、分配金が受け取れるということです。
では、なぜそのようなことが可能なのか。
それは、この2つのETFの分配金支払いスケジュールが絶妙にずれているからです。
■ それぞれの分配金スケジュール
まず、ETFの「決算日」は分配金を計算する基準日であり、実際の振込はその翌月中旬以降に行われるのが一般的です。
🟦『2258』の決算日:
- 1月11日(→2月中旬入金)
- 4月11日(→5月中旬)
- 7月11日(→8月中旬)
- 10月11日(→11月中旬)
🟩『2014』の決算日:
- 2月9日(→3月中旬)
- 5月9日(→6月中旬)
- 8月9日(→9月中旬)
- 11月9日(→12月中旬)
このスケジュールにより、2、3、5、6、8、9、11、12月の8か月間に分配金が振り込まれる形になります。
■ 配当月を一覧で見ると…
月 | 分配金あり? | 出所 |
---|---|---|
1月 | × | – |
2月 | ○ | 2258 |
3月 | ○ | 2014 |
4月 | × | – |
5月 | ○ | 2258 |
6月 | ○ | 2014 |
7月 | × | – |
8月 | ○ | 2258 |
9月 | ○ | 2014 |
10月 | × | – |
11月 | ○ | 2258 |
12月 | ○ | 2014 |
このように、1月・4月・7月・10月を除いた月はすべて分配金あり。3ヶ月のうち2回、つまり2/3の月で収入が得られるという嬉しい設計です。
■ モチベーションが続く仕組み
これは、特に投資を始めたばかりの方にとって大きなメリットです。
「今月は分配金あるかな?」「ちょっとだけでも増えた資産を見ると嬉しい」
――そうした感覚が、長期投資のモチベーション維持につながります。
もちろん、分配金を毎月の生活に活用する方にとっても、安定感のある分配スケジュールは大きな魅力でしょう。
■ 注意:分配金がすべて正義ではない
ただし、注意点もあります。
分配金を受け取るということは、そのぶん課税が発生するということです。
再投資を前提とする場合、自動で複利効果が得られるインデックスファンドのほうが、効率面では有利になるケースもあります。
あくまでDOSH戦略は、「インカムを感じながら投資したい」「増配と利回りのバランスをとりたい」という方向けの戦略です。
■ まとめ:分配金を“体感できる”戦略
DOSH戦略は、高配当社債ETF(2258)と増配株ETF(2014)の良いとこどり。
この組み合わせによって、3ヶ月のうち2ヶ月は分配金を受け取れるという、モチベーション重視派にはたまらない特長があります。
もちろん、分配金は最終的なリターンの一部でしかありませんが、「成果を実感する喜び」が投資の継続につながるなら、それは立派な戦略要素の一つです。
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