【ETF解説】2258(USHY相当)の2025年7月期決算短信を分析!高利回りETFの実態とは?
DOSH
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「増配株ETFのDGROと、高配当ETFのHDV──どっちが良いんだろう?」
米国のETFを調べていると、こんな疑問を持った方も多いはず。
そこで今回は、DGROとHDVを、東証ETF版の2014と2013で比較しながらその違いと特徴を丁寧に解説します!
それではさっそく、DGRO vs HDV を見ていきましょう!
東証コード | 2014 | 2013 |
---|---|---|
実質的な連動先の米国ETF | DGRO(米国増配株ETF) | HDV(米国高配当株ETF) |
分配金利回り(過去12ヶ月) | 1.61%(2025/7末) | 2.37%(2025/7末) |
信託報酬(税抜) | 年0.110%程度 | 年0.110%程度 |
決算日 | 年4回(2月・5月・8月・11月) | 年4回(2月・5月・8月・11月) |
分配金支払い | 上記の翌月(3, 6, 9, 12月) | 上記の翌月(3, 6, 9, 12月)左 |
HDV(2013)は利回りがやや高め、一方のDGRO(2014)は増配の継続性にフォーカスしています。
HDV(2013)とDGRO(2014)は、投資している業種(セクター)に明確な違いがあります。
セクター名 | 割合(%) |
---|---|
ヘルスケア | 22.44% |
エネルギー | 22.01% |
生活必需品 | 18.99% |
公益事業 | 9.09% |
情報技術 | 8.32% |
金融 | 5.41% |
一般消費財・サービス | 5.19% |
通信 | 3.76% |
資本財・サービス | 2.34% |
素材 | 1.37% |
→ ディフェンシブ(守りの業種)中心の設計。
セクター名 | 割合(%) |
---|---|
金融 | 20.08% |
情報技術 | 18.27% |
ヘルスケア | 16.34% |
生活必需品 | 11.20% |
資本財・サービス | 11.12% |
公益事業 | 6.88% |
一般消費財・サービス | 5.89% |
エネルギー | 5.29% |
素材 | 2.84% |
通信 | 1.22% |
→ 景気との連動が強い成長セクターも多め。
重視するポイント | 向いているETF |
---|---|
今すぐの利回りがほしい | HDV(2013) |
長期の成長+増配を狙いたい | DGRO(2014) |
景気に左右されにくい構成 | HDV(2013) |
インカムと資産成長を両立 | DGRO(2014) |
どちらも優れたETFですが、当ブログでは**「増配 × 高配当」のDOSH戦略を実現する観点**から、増配担当としてDGRO(2014)を活用し、高配当担当は利回りの高いハイイールド債ETFのUSHY(2258)を使用しています。
あくまで参考のひとつとして、皆さんの投資目的やポートフォリオ構成に応じて検討してみてください。
HDVとDGROは、どちらも米国の優良企業に投資できる素晴らしいETFです。
✅ HDV(2013):利回り重視・守り重視の投資家向け
✅ DGRO(2014):増配による資産成長も視野に入れたい人向け
どちらを選ぶかは、あなたが今ほしいのが「安定した分配金」か「成長性」かによって変わります。
みなさんの参考になったら幸いです!