【DGRO構成銘柄紹介】Old Republic International(ORI)とは?保険の堅実配当で“成長×インカム”を支える実力派!

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当ブログで何度も登場する米国連続増配株ETF「DGRO」は、配当を伸ばし続けている米国株に幅広く分散投資できるのが強み。インデックス投資のようにシンプルで、配当成長も狙える“ちょうどいい”ETFです。
そのDGROには、S&P500には入っていないけれど堅実で魅力的な企業も数多く含まれています。今回紹介する Old Republic International(ティッカー:ORI) もその一つです。

ORIはどんな会社?

Old Republic International(ORI) は、米国発の損害保険・タイトル保険を柱とする保険グループ。法人向けの各種損害保険や、米国で不動産取引に欠かせないタイトル保険(権原保険)に強みを持っています。

タイトル保険とは?
米国で不動産を売買する際、権利関係(所有権や抵当権など)に問題がないことを保証する保険です。購入後に隠れた権利トラブルが発覚しても、保険金でカバーされるため、住宅購入者や金融機関にとって必須となっています。

さらにORIは、米国の大手企業ランキングフォーチュン500にも選ばれています。

フォーチュン500とは?
米国の経済誌『フォーチュン』が毎年発表する、売上高上位500社のランキング。米国経済を代表する企業リストとして知られています。

主な強み

  • 景気耐性のある収益源:保険は景気循環の影響を受けつつも、分散された保険種目と長期の契約構造で収益が比較的安定。
  • タイトル保険の存在感:米国の不動産売買で利用されるタイトル保険は、取引件数の回復局面で伸びやすいプロダクト。
  • 株主還元姿勢:特別配当も織り交ぜながら、連続増配を長年継続。2025年は44年連続の増配、定期配当84年連続支払いを記録しています。

DGROでの位置づけ

DGROにおけるORIの組入比率は約0.06%(2025年8月1日時点)。

ポートフォリオの中で比率は小さめですが、こうした“堅実に配当を伸ばす中・中大型株”が400社前後集まって配当成長エンジンを形作っているのがDGROの魅力です。

なぜ“S&P500未採用”なの?

S&P500は米国の大型株を中心に構成されますが、採用には時価総額や流動性、財務、米国上場・本社要件などの基準があり、すべてを満たしていても選定上の優先順位で見送られることがあります。ORIはフォーチュン500入りの実力派ながら、現行のS&P500には含まれていません。
とはいえ、DGROは“指数の外”にも目を向けた配当成長の選球眼が持ち味。S&P500未採用でも、DGROの視点では“配当成長のピース”として合致する企業が組み入れられます。

まとめ:小粒でも効く、“配当成長の分散”

  • ORIは保険の安定キャッシュフローを背景に超長期の配当履歴を持つ実力派。
  • DGRO内での比率は小さくても、配当成長の裾野を広げる存在
  • S&P500未採用=悪いではなく、DGROの網にかかるかどうかという視点が、配当成長投資では重要です。

「有名大型株だけじゃつまらない」――そんな方にこそ、DGRO経由で出会える**堅実な“陰の立役者”**たちを知ってほしい。ORIはその好例です。

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DOSH管理人
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DGROとUSHYで作る増配×高配当ETF投資ブログ
妻と子どもと暮らす、サラリーマン投資家です。 東証ETFを活用したDOSH戦略を中心に、初心者〜中級者向けにわかりやすく情報をお届けします。
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