【DGRO構成銘柄紹介】National Fuel Gas(NFG)とは?連続増配50年超の老舗エネルギー企業!

米国連続増配株ETF、DGROは当ブログにおいてUSHYと並んで戦略の中核に位置づけているETFです。ですが、
「DGROって、上位はマイクロソフトやアップルのような有名企業ばかりで結局S&P500と変わらないのでは?」
そんな疑問をお持ちの方もいるかもしれません。
そこで当ブログでは**「DGROに含まれているがS&P500には未採用の企業」**をピックアップしてご紹介するシリーズを始めました。
今回は「National Fuel Gas Company(ティッカー:NFG)」です。
「えっ、そんな企業知らない…」という方もご安心を。
実はこの企業、50年以上連続増配を誇る、アメリカでも有数の「配当堅実企業」なんです!
✅ NFGってどんな企業?
National Fuel Gas Company(ナショナル・フューエル・ガス・カンパニー)は、1902年創業、本社をニューヨーク州ウィリアムズビルに置く天然ガス事業者です。
以下のような複数の事業を持つ総合エネルギー企業として、堅実に収益を上げています。
- 天然ガスの探査・生産(E&P部門)
- 天然ガスの輸送・パイプライン事業
- 天然ガスの販売・供給
つまり、資源の採掘から輸送、販売まで一貫して行うビジネスモデルが特徴です。
エネルギー価格の変動はあれど、需要の安定した天然ガスに特化していることから、堅実な経営を続けてきました。
✅ NFGの配当実績は?
NFGの連続増配年数は55年!(※2025年7月現在)。
配当を途切れることなく増やし続けている点で、いわゆる「配当王(Dividend King)」の条件を満たしています
配当利回り直近で約2.3~2.5%(2025年7月時点)と、DGROの構成銘柄の中ではやや高め。
「堅実で地味だけど、しっかり配当を出してくれる」企業として、ETFにも組み入れられているわけですね。
✅ DGROでは何%ぐらい組み入れられてる?
NFGは、2024年8月1日現在、DGROの構成銘柄のうち、約0.05%を占めています。
比率は高くありませんが、DGROは連続増配企業を中心に、分散されたポートフォリオを持っているのが特徴。
つまり、NFGのような「堅実配当企業」もきちんと取り入れていることが分かります。
✅ S&P500には含まれていないレア枠!
意外にも、NFGはS&P500に含まれていません。(※2025年8月現在)
このため、VOOなどのS&P500連動ETFを持っている人は、NFGのような企業には投資していないことになります。
DGROは、S&P500に含まれない優良企業もピックアップして構成されている点で、差別化されたETFだと言えるでしょう。
✅ まとめ:地味だけど誠実。NFGのような企業がDGROを支える
DGROの魅力は、マイクロソフトやアップルといった超大型株だけでなく、NFGのような「堅実に配当を出し続ける中堅企業」も含まれていることです。
このような企業がポートフォリオの土台を固めることで、安定した分配金成長を実現しているのです。
💡 当ブログでは、DGRO(東証コード2014)とUSHY(東証コード2258)を組み合わせた「DOSH戦略」を紹介しています。
連続増配と高配当を両立したインカム投資に興味がある方は、ぜひ他の記事もご覧ください!
また、今後もDGROやUSHYの構成銘柄を紹介していきますのでご期待ください!