【マーケットニュース】米国市場でUSHYは上昇!それでも2258は週明け小反落……一体なぜ!?

当ブログにおける2258の位置づけ
当ブログで紹介しているDOSH戦略は、
という2本の東証ETFを組み合わせ、「育つ配当」と「安定した不労所得」の両立を目指す投資法です。
今回取り上げる2258は、年4回の分配金で定期的なキャッシュフローをもたらす“インカムの柱”。短期の値動きは目的ではないものの、背景を理解しておくことで長期投資への安心感が増します。
先週末:パウエル発言と米国市場の反応
8月22日、ジャクソンホール会議でパウエルFRB議長が講演し、「利下げが必要になる可能性がある。一方で慎重に進める」とのバランス型メッセージを発しました。インフレ鈍化が続けば利下げも視野に、という含みを市場が好感し、米国債・社債は買われました。
米国のハイイールド債ETFであるUSHYは22日の終値37.60 USDで、前日比+0.75%の上昇。
金利低下観測=社債に追い風という典型的な反応が見られました。
詳しくは、先週の速報記事をご覧ください。
週明けの日本市場:2258は212.9円で小反落
さて週が明けた8月25日(月)の東京市場。
2258(iシェアーズ 米ドル建てハイイールド社債ETF)は終値212.9円(前営業日比-0.9円、-0.42%)と小反落しました。
「米国でUSHYが上昇したのに、なぜ日本の2258は下がったのか?」
理由は為替の影響です。
2258は米ドル建ての債券価格 × 為替(USD/JPY)で評価される円建てETF。米国市場が上がっても、同時期に円高が進むと円換算価格が下落します。
前回の記事(パウエル発言速報)でも「為替があるので2258はUSHYと同じ動きをしない場合がある」と書きましたが、まさにその通りになりました。
実際、先週末から週明けにかけてのドル円はやや円高方向に振れました。この為替の変動が、米国市場でのプラスを打ち消した形です。
管理人のポートフォリオに与えた影響
私自身、現在2258を3,020口保有しています。
今回の-0.9円という値動きは、評価額で約-2,718円のマイナスです。
ただし、DOSH戦略における2258は“値上がり益ではなく分配金(インカム)”が目的。先日の分配金受取記事で公開したとおり、税引後でも7,000円超が銀行口座に振り込まれました。こうして「投資の成果が現金として生活口座に着金する」ことが、長期投資を続ける最大のモチベーションになっています。
今回の動きから学べること
インカム投資家にとっての教訓は、「米国市場の動きと日本上場ETFはイコールではない」という点です。
米ハイイールドが上がった翌営業日に2258が上がらないことは珍しくありません。その理由が理解できていれば、一時的な評価額のブレに一喜一憂せず、長期的なキャッシュフローに集中できるはずです。
まとめ
- 8/22(米国):パウエル発言でUSHYは+0.75%上昇。
- 8/25(日本):2258は212.9円(-0.9円)で小反落。円高の影響が主因。
- 当ブログのDOSH戦略では、DGRO(成長)×2258(高利回り)で分配金の積み上げを重視。短期の評価変動には一喜一憂せず、着々とインカムを増やしていきます。
今後もニュースや解説、私自身の運用情報をお届けしていきます!