【速報】パウエル議長のジャクソンホール発言で米ハイイールドETFが反発!でも2258(USHY相当)は週明け注意?

当ブログの独自戦略「DOSH戦略」では、
- 2014(DGRO相当)=配当“成長”担当
- 2258(USHY相当)=“高利回り”担当
という2本のETFを組み合わせ、成長とインカムの両立を目指しています。
今回は、その「利回り担当」である2258(iシェアーズ 米ドル建てハイイールド社債ETF)に関係するニュース。
8月22日(米国時間)に開催されたジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の発言を受け、米国のハイイールド社債市場が反発しました。
ただし、週明けの東証2258は必ずしも同じ動きになるとは限りません。その理由も含めて、初心者向けにわかりやすくまとめます。
パウエル議長が何を言ったのか?
パウエルFRB議長は今回の基調講演で、以下のようなメッセージを発しました。
- インフレは目標に近づいているが、引き締め過ぎで経済を冷やしすぎないよう慎重に進める
- 必要に応じて政策を“再調整”する柔軟姿勢
- FRBの長期戦略や政策枠組みの見直しにも言及
一言で言うと、「無理に利上げは続けないかも」というサインです。これがマーケットに「利下げの可能性があるかも」という安心感を与えました。
米国市場の反応とUSHYの値動き
この発言を受けた米国市場の動きはこうです。
- 米国債利回りが低下(価格は上昇)
- 株式やクレジット(社債)に買いが入り、リスク資産が上昇
- ハイイールド債ETF「USHY」も反発。8/23時点で37.60ドルと持ち直し
同じく代表的なハイイールドETF「JNK」も97ドル台へ上昇し、「利下げ観測=債券に追い風」という典型的な反応が見られました。
じゃあ2258(USHY相当)は週明け上がるの?
ここで注意したいのが、東証上場の2258(iシェアーズ 米ドル建てハイイールド社債ETF)は為替の影響も受けるという点です。
- 米国で利下げ観測 → 債券価格は上がる要因
- でも同時に「利下げ観測=ドル安(円高)」になりやすい → 円建ての価格にとってはマイナス要因
つまり、ドル建てで値上がりしても、円高が進めば東証2258は思ったほど上がらない、場合によっては横ばい・下落になることもあるのです。
「米国のETFが上がった=日本でも同じ動きになる」と思い込むと、為替で裏切られることがあります。
特に高配当・高利回り系ETFは分配金はドル建てなので、円高は配当額の日本円換算にも響く点は覚えておくと◎。
DOSH戦略的にはどう見る?
DOSH戦略の「高利回り担当」である2258は、今回のようなイベントで価格が反発してくれるのはもちろん嬉しいニュースです。
しかし、私の目的はあくまで分配金による安定インカム。短期の値動きに振り回される必要はありません。
むしろ、「利下げ局面=既存の高クーポン債に有利」という長期目線で、分配水準が維持されるかどうかを注視しています。
今回のようなイベント時には、
- 米国での価格動向(USHYなど)
- 為替(USD/JPY)
- 信用スプレッド(社債市場のリスクプレミアム)
この3点を合わせて見るのがコツです。
まとめ
- パウエル議長は「引き締め一辺倒ではない」と示し、米ハイイールド市場が反発。USHYも上昇。
- 週明けの東証2258は、為替(ドル円)の動き次第で全く違う結果になることも。
- DOSH戦略では短期の値動きよりも、利回りと分配水準の安定を重視。
「上がった、下がった」だけでなく、なぜそう動いたか、何に注目すべきかを押さえると、ETF投資がもっと楽しくなります。
私自身も、週明けの動きをウォッチしつつ、次回の分配金を楽しみに長期保有を続けます!
ちなみに私自身の2258の分配金についてはこちらの記事で詳しく書いております!