【DGRO構成銘柄紹介】MWA(Mueller Water Products, Inc. Series A)とは?隠れたインフラ企業、その強みと実力に注目!

当ブログの独自戦略について
当ブログでは、DGRO(米国連続増配株ETF)とUSHY(米ドル建てハイイールド社債ETF)を組み合わせた独自戦略、「DOSH戦略」を提唱しています!
増配株の配当成長力とハイイールド社債の高利回りを組み合わせることで、“それぞれにとって理想のインカム” を実現する投資法です。
特にDGROに含まれるような「地味ながら実力派の企業」を知ることは、ETFの裏側を理解する大きな鍵になります。
(戦略の詳細はカテゴリ「DOSH戦略」をご覧ください)
今日はその一例として、DGROに採用されているがS&P 500には未採用となっている企業、MWA(Mueller Water Products, Inc. Series A)に注目してみます。
Mueller Water Products, Inc.(MWA)とは?
ティッカー:MWA(Series A) は、アメリカを代表する 水道・インフラ設備の製造・供給企業 です。以下のような事業を手がけています:
- 水道用バルブやメーター、配管部品などの設計・製造
- 上下水道施設向けの設備やソリューション提供
- 定期的な保守・点検サービスや関連システムの導入支援
MWAは、米国の各州や自治体と長期契約を結び、公共インフラの安全性・信頼性に寄与する実力派企業です。
MWAの強み
- インフラ必需品である配水インフラを担う企業
水道インフラは常に必要とされる社会インフラ。市場変動に強く安定性が高い。 - 高い顧客ロイヤルティ
自治体相手の契約は長期・安定的で、一度導入されれば継続的な保守需要を見込める。 - 増配姿勢の継続
長年の安定業績に支えられ、連続増配歴もあるファンダメンタルの優れた企業。
増配状況
MWAは近年も継続的な増配を行っており、DGROが「10年連続増配以上」の銘柄を選定する基準にも合致しています。
具体的には年率数パーセントの増配を続け、配当成長+安定配当の組み合わせが魅力的なインカム銘柄です。
なぜS&P 500に未採用?
S&P 500指数に採用されるには「米国内に本社があり、かつ時価総額・流動性が一定以上」などの条件がありますが、MWAは規模がやや小さく、流動性も控えめなため選定されていません。
つまり、実力はあるものの「非大型株」ゆえの未採用という位置づけです。
DGROでの位置づけ
DGROにおける MWAの構成比率は約0.0095%(2025年8月時点)と少額ですが、「インフラの基盤」セクターの代表格として確実に組み入れられています。
構成比は小さいですが、ETFの分散ポートフォリオの中では、こうした堅実銘柄が安心感を支える存在になるのです。
DOSH戦略における意味
DOSH戦略では、成長性(DGRO)+利回り(USHY)の両立を狙います。
MWAのようなインフラ基盤企業は、「配当成長担当」においても安定性を担保する重要な役割を果たします。
DGROというETFに含まれることで、増配銘柄の安心感を高める効果があります。
まとめ
- MWA(Mueller Water Products, Inc. Series A) は米国水道インフラを支える実力派企業。
- 長期契約・増配実績・堅実な業績により、DGROに組み入れられている。
- S&P 500には未採用だが、DGROのような増配ETFでこそ活きる銘柄である。
- DOSH戦略では、こういった企業が“増配を支える株式”として不可欠な存在です。
当ブログでは今後も、こうした「ETF構成銘柄紹介シリーズ」を通じて、投資家の皆さんに“ETFの中身を知る楽しさ”をお届けしていきます!