Cboe BZXって何?日本ではあまり聞かないけど、ETF投資では超重要な市場を解説!

当ブログの独自戦略について
当ブログでは**「DOSH戦略」という、ちょっとユニークな投資法を提案しています!
名前の由来はシンプルで、DO=DGRO(米国の連続増配株ETF)と、SH=USHY(米ドル建てハイイールド社債ETF)の頭文字を組み合わせたものです。
日本の証券会社だと本家のDGROやUSHYを直接買えない場合があるので、代わりに東証上場の2014(DGRO相当)と2258(USHY相当)**を使って、日本からでも実践できる形にアレンジしています!
詳しくは → カテゴリ「DOSH戦略」 をご覧ください!
今回は、このDOSH戦略を理解するための基礎知識として、「Cboe BZX」という米国の取引所について解説します!
ナスダックやNYSEは聞いたことがあっても、BZXは初耳という人も多いはず。でも…実はETF投資ではめちゃくちゃ重要なんです!
アメリカの株式市場マップ
米国市場というと真っ先に思い浮かぶのはNYSE(ニューヨーク証券取引所)やNASDAQですよね。
でも実は、Cboe Global Markets(旧CBOE)も米株の取引所を運営していて、BZX/BYX/EDGX/EDGAという4つの市場があります。その中で主役級なのがBZXです!
このBZXはもともとBats Global Marketsが作った電子取引所。2017年にCboeが買収して、今はCboeグループの中核として活躍しています。特にETFに強く、上場の受け皿として人気が高いんです!
Cboe BZXの特徴
- ETFに特化した環境! 上場や取引に有利な仕組みを整えていて、新規ETFの上場先としてよく選ばれます。
- 流動性を確保する仕組み! マーケットメイカーにインセンティブを与える制度(LMM・LMP)を導入して、板を厚く・スプレッドを狭くする努力をしています。
- 名前はマイナーでも存在感大! ナスダックやNYSEの陰に隠れがちですが、ETFの世界では大事な役者なんです!
USHYはこのBZXに上場している!
当ブログのDOSH戦略で欠かせないUSHY(iShares Broad USD High Yield Corporate Bond ETF)は、実はCboe BZXに上場しています!
「え、ナスダックとかNYSEじゃないの?」と思うかもしれませんが、ETFは上場市場を選べるんです。運用会社(ブラックロック)が流動性やコストを見て、BZXを選んだというわけですね。
ちなみに、USHYは米国では毎月分配ですが、日本の2258(USHY相当)は年4回分配(決算は1月・4月・7月・10月)という形で運用されます。市場や国が違うと、仕様も変わるんですね!
なぜ日本からUSHYが直接買えないことがあるの?
理由はシンプルで、日本の証券会社は米国ETFの取り扱い銘柄を市場ごとに制限しているからです。BZX上場ETFはまだ取り扱いが限られていて、USHYは買えない場合が多いのです。
そこで便利なのが東証上場の2258!中身は本家USHYと同じ指数に連動する設計で、円だけ・国内口座だけで投資可能。しかも二重課税調整も自動でしてくれます(※NISAは対象外)。
まとめ
- Cboe BZXは、ETFに強い米国取引所!
- USHYはBZXに上場していて、日本の証券口座から直接は買えないケースが多い。
- 2258(東証)を使えばUSHY相当の投資が円建てでできるし、税務メリットもあり!
- DOSH戦略では、増配担当の2014(DGRO相当)と利回り担当の2258(USHY相当)を組み合わせて「成長+インカム」を両取りします!