本ブログで紹介している「増配×高配当」の投資戦略――DOSH戦略。
この戦略で活用しているETFのひとつが、東京証券取引所に上場している「iシェアーズ 米国連続増配株 ETF(銘柄コード:2014)」です。
2014は日本円で取引できる東証ETFですが、米国ETFの**「iシェアーズ・コア 配当成長株 ETF(ティッカー:DGRO)」**に実質的に投資している仕組みです。
つまり、DGROの構成銘柄=2014の実質的な投資先であり、ブラックロックの米国ETFと同様の銘柄に間接的に投資できます。
本記事では、ブラックロックが公表した2024年6月30日時点のDGROの上位10銘柄を紹介し、それぞれの特徴や注目ポイントを解説していきます。
DGRO/2014とは?
- DGRO(米国ETF):ブラックロック社が運用。5年以上連続で増配している米国企業を選定し構成。分配金は年4回。
- 2014(東証ETF):DGROを主要投資対象とする東京証券取引所上場ETF。日本円建てで買える。
- 本ブログのDOSH戦略(毎月分配×増配株)の主要ETFのひとつとして活用中。
上位10銘柄(2024年6月30日現在)
- JPMorgan Chase & Co(JPモルガン・チェース)[組入比率 3.14%]
米国最大手の銀行。金利上昇時の利ざやが利益を押し上げる傾向があり、安定した収益基盤を持つ。連続増配実績があり、金融セクターでも配当面で信頼されている。
- Microsoft Corp(マイクロソフト)[3.05%]
クラウドサービス「Azure」やOffice製品を中心にストック収益が豊富な米IT大手。成長企業ながら10年以上連続増配を続けており、配当成長株としても優秀。
- Exxon Mobil Corp(エクソンモービル)[2.97%]
世界有数の石油メジャー。エネルギー価格の影響は受けるが、原油高局面では収益拡大。長年の連続増配記録と高い配当利回りが魅力。
- Apple Inc(アップル)[2.94%]
iPhoneを中心にエコシステムを構築する米国最大級のテック企業。自社株買いも積極的で、配当+資本還元の代表的存在。
- Johnson & Johnson(ジョンソン・エンド・ジョンソン)[2.83%]
医薬品・医療機器・日用品を手がける老舗企業。ディフェンシブ性が高く、60年以上連続増配という実績を誇る。
- Broadcom Inc(ブロードコム)[2.82%]
半導体およびインフラ向けソリューションを展開。テック企業としては配当利回りが比較的高く、積極的な株主還元が評価されている。
- AbbVie Inc(アッヴィ)[2.62%]
医薬品メーカー。抗リウマチ薬ヒュミラに続く新薬も育成中。分社後も高水準の配当と連続増配を継続。
- Procter & Gamble(プロクター・アンド・ギャンブル)[2.24%]
日用品のグローバルブランドを数多く展開。景気に左右されにくい収益性と67年連続増配という安定感で人気。
- Home Depot Inc(ホームデポ)[2.11%]
米国最大の住宅関連DIYチェーン。利上げ局面では逆風もあるが、住宅需要の底堅さが下支え。連続増配と積極的な株主還元が特徴。
- Merck & Co Inc(メルク)[1.89%]
がん免疫療法「キイトルーダ」などで知られる製薬大手。今後のパイプラインも期待され、医薬業界内で高い安定性を誇る。
まとめ
「iシェアーズ 米国連続増配株 ETF(2014)」は、米国ETF「DGRO」の構成銘柄に実質投資する東証上場ETFです。
米国の優良な増配企業をまとめて取り込める点から、DOSH戦略における**「成長と安定」**の両軸として位置づけられています。
高配当だけでなく、将来的な増配や自社株買いといった株主還元の姿勢も重視する方にとって、DGRO/2014は要注目のETFと言えるでしょう。
ABOUT ME

妻と子どもと暮らす、サラリーマン投資家です。
東証ETFを活用したDOSH戦略を中心に、初心者〜中級者向けにわかりやすく情報をお届けします。